-番外編- 2016 宝塚記念 中間考察 1

関東も雨。湿度も高く、苦手な季節だ。
とにかく今は、土砂災害を含めて熊本地方にあまり雨が降らないよう祈る。まだ多くの家庭が屋根をブルーシートで応急処置で対応している。

http://www.pref.kumamoto.jp/kiji_15416.html

宝塚記念ですが、今年は馬場状態と、海外遠征明けの馬の状態が重要になりそう。阪神地方もこの空模様が週末まで続けば良馬場開催は望めそうにない。この雨で土曜競馬もあるわけで、さらに馬場状態も悪化するかもしれない。予想の結論は日曜日の昼過ぎになるかな。
今のところ稍重稍重~重、重~不良の3パターンを想定。比較的、軽めの稍重なら各馬それなりにはこなしそうだがそれ以上の道悪は適性が勝敗を左右する。ただ、重~不良を経験したことのない馬がほとんどで、未知の部分も少なくないので馬場状態によるペースを考えるともう、ここはまさにTHE予想。
ということで、現段階で展開面を考察。枠順発表前なのであれですが、逃げたくないカレンミロティックと逃げても大丈夫なキタサンブラック。その直後にサトノノブレス辺り。キタサンの逃げなら武豊騎手だし、スロー気味にレースを主導が濃厚か。単純にそういう展開ぐらいであれば、前目で瞬発力と持続力をバランスよく持った馬が有利かと思う。問題は道悪でペースがハイに振れそうな展開。これも当日の馬場状態、各馬の道悪適性に左右されそうなところ。

では各馬、ポイントをざっと。

キタサンブラック
総合力の高い馬だし、逃げても逃げなくても武豊騎手がペースを握れば崩れることはないかと思う。道悪適性は稍重なら問題ないと思うが...。春天が仕上げとして目イチだったろうし、そこでカレンと激しい叩きあいをした後に道悪なら蓄積疲労が心配なところ。出来は良くて平行線。
カレンミロティック
逃げると崩れてしまうので、前走の春天のような展開なら宝塚記念の傾向にも合致する。ベタ爪気味なので、水の浮くような馬場なら割り引き。ただ、ハーツ産駒でパワーはあるほうだし馬体を併せればしぶとい。8歳馬でもあるし、キタサンブラック同様、春天の疲労がなければ。
ラブリーデイ
香港遠征明け。スローで好位からキレを使い昨年の宝塚記念を制したので、昨年同様の競馬ができれば良いが、キレを削がれるような道悪は割り引き。キタサンブラック同様崩れは少ないタイプ。調子自体は春よりアップしていると思うが、相手は昨年より強化している。
サトノクラウン
京都記念で他馬が道悪を苦にするところ番手からちぎったわけで、重は問題ないと思うしそういう馬場なら狙いたい。香港遠征惨敗から、調子が戻っているのか、仕上がりがカギ。
サトノノブレス
前走、鳴尾記念1着から良い流れでのG1挑戦。脚質は宝塚記念に合うし、エピファネイアにはちぎられたが不良馬場の菊花賞で2着と重は走れている。狙い目はあると思う。和田竜二騎手も乗れている。
タッチングスピーチ
ワンテンポ遅れる他力本願タイプかな。重適性は高いほうだし、ズブズブのバテ差しがハマればというところ。血統的にはディープ牝馬×サドラーズおもしろい。
ワンアンドオンリー
近走からみても推せる材料がなく厳しいか....。あえて挙げるなら調教を坂路からCWに変えてきて、その内容も良い。田辺騎手だし何か動いてくれれば変化もあるか...。
ヤマカツエース
ハイペースなら狙ってみたい気はするし、グラスワンダーの血も流れているから宝塚記念向きな気はするけど道悪は割り引きかな。
ヒットザターゲット
ワンチャンスあるなら内枠から内ラチぴったりするするだけど、年齢と共に少しずつパフォーマンスを下げているうえに相手強化で厳しいか。